今年は仕事がメッチャ忙しい! 1月4日からGWまでの、約4カ月間、土曜祭日は基本出勤+残業の嵐。 仕事以外の記憶がほぼ無いぞ? 床屋には1回行った。イモリ飲み会に誘ってもらって行った。 日曜は全て餌やりとメンテナンス。 あとは記憶に無い。 GWにサンショウウオ探しまくる事だけを支えに頑張った! 腰の痛みは大分落ち着いたけど、右尻、右足の裏、右足親指付根はまだ痺れるが 歩行出来る距離はだいぶ増えた。 ずっと剣山系行きたかったんだよね〜。 特に久しぶりに茶班のコガタブチと新種になったシコクハコネが見たい! 20年以上見て無いからね。 張り切って3泊4日で出かけたが・・・・・・・・・・警察にも救助を求める羽目に。 |
イシヅチサンショウウオ編 |
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イシヅチサンショウウオが潜む沢 |
剣周辺では、イシヅチは本当に簡単に見つかる。 これだけ大型の流水性種が容易に見つかる場所も無いだろう。 同一種とされていた九州個体群は、生息地点が極端に少なかったり、紀伊のオオダイは 人が辿り着けないような、急峻な地形の場所が多かったりと、出会える機会は比較にならない。 それだけ素晴らしい場所だと思う。 昔に劣らぬ生息数がまだ存在するような「気」だけはしたけど・・。 山の様子が90年代の記憶とだいぶ違うんだよなあ・・・ なんか沢の見通しが良すぎる。 山が崩落を繰り返しているんじゃないかなぁ?源流付近の植生も少なく感じた。 日当たりが良すぎて、記憶の鬱蒼とした源流では無い場所が多くなってる気がする。 道路や登山道も崩落個所が多すぎて、通行止めで行けない目的地が数か所あった。 |
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目的がイシヅチでは無いので、サクっと見て終了する。 時期が若干早いので、あまりまとまっている箇所は無かったが、ポツリポツリと 卵嚢と単独♂が見つかった。 全長14cmのチビスケ個体が水中待機してたり、日の出てるうちから 水中を歩く個体も見かけた。 |
コガタブチサンショウウオ編 |
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メインで探したコガタブチ。 久しぶりにお会い出来たが、相変わらず素敵ですね〜。 イシヅチと同じ源流にもいるけど、探し方はちょっと異なる。 少数ながらも再会できて嬉しい。 1992年5月。私が初めて訪れた時。 当時はまだコガタブチとは分類されておらず、ブチサンショウウオとされていた。 国民宿舎横に小さな博物館があって、ホルマリン漬けの巨大なイシヅチに驚愕し 宿舎前の池に、コブイモリのような厳つい緑色のアカハラが生息しており大興奮。 現在は博物館は移転したのかな。 厳つい緑色のアカハラ個体群は94年には全滅していると思われる。 当時はインターネットなんて無いし、携帯も普及してない時代の為 情報源は書籍と論文や報告書のみなので、私の知識も浅いし、とりあえず現場に行って 足で情報を稼ぐしか無い中、初めての現場でコブチも15匹ほど観察できた。 結構見つかるなぁと思っていたけど、現地の人曰く「近年凄く減ったよ。昔は石をめくれば大体いたけど」 と言っていたのを思いだす。対してサンショウウオ道27年現在の私。2016年3匹しか見つからない。 過去3回の観察でいつも確認できた石の下。全く石が無い。沢も形が大きく変わってる。 山中にあった城壁の跡。無い。地滑りして地形ごと変わっているんだろう。 一見しては分からないけど、これほどの名山が徐々に荒廃しているのが悲しい。 シコクハコネにはお会い出来ませんでした。 |
あとがき
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表剣からの景観 | 今回出撃したポンコツバイク |
今回の剣行きは4回目。 最後に行ったのが94年だと思うので22年ぶりになる。 ずっと行きたいな〜とは思っていたけど、行けずじまいだったのだが、昨年の2015年に日本産有尾好きの外人が我が家に訪問し、シコクハコネを見たいと言っていたので剣山でのシコクハコネの話をしてあげた。思わず熱く語ってしまい、私の剣への思いに火が着いてしまった。 今回、剣周辺をぐるりと回った訳だけど、剣山頂上から次郎笈に向かう稜線が久しぶりに見たいという思いと、裏剣側の情報をあまり持って無かったので、裏側の調査をしたいと思っていた。過去3回ともに東京からバイクを船に積んで、徳島からアクセスするスタイルで今回も同様。以前は全てテント泊だったけど、もうオッサンなので、そこは宿に宿泊する事にした。 表剣はリフトで西島まで行って、山頂を目指したものの、日頃の運動不足とタバコの影響で、息も絶え絶え。 足はコルセットしてるし、何とか大丈夫そうだが、こんなに呼吸が苦しくなるなんて、よっぽどなんだなぁと自覚。 高齢な方がヒョイヒョイ登ってる。えっ?子供を抱っこしてリック背負ってるママ、笑いながら登ってる。凄ぇなぁ・・。ちょっと待ってよ、なんでスーツで両手に皮鞄持って登ってるオッサンがいんだ?腰をやられて以来、運動不足が加速して、私の体はもはやオジイちゃん以下になってるんだなぁ・・・改善しないと61歳で死んだ親父より早く死ぬ事になりそうだ。 結局大剣神社まで歩いて下山。稜線は遠目から見れたからまぁいいか笑。周辺は崩落していて沢沿いのルートは閉鎖。沢にも水が全く無かった。若い時は見ノ越から山頂、ホラ貝の滝まで往復したけど、マヂもう無理。 5月3日にスーパー林道方面に行く。天気予報は夕方から雨。早めに撤収するつもりで出かけたが、昼頃にかなりの風。 次郎笈山頂あたりを横に流れてたガスが一気に下降してくる。ガスが林道に当たってはじけてる。山の家のお兄さんもこんな状況見た事無いと、私が帰るや早上がりして撤収。16時ぐらいから雨脚が強くなり、食事も兼ねて温泉に避難するも更に雨脚が強くなるばかりなので、しょうがなく突破して宿へ向かう。高度を上げるにつれ凄い風だ・・。舗装路だが、枝や石が飛んできて路面に散らばってる。朝は無かった土砂崩れが発生していて、端っこの僅かなスペースをバイクですり抜けて宿を目指す。宿まで後20分ぐらいの所でS字カーブに入った瞬間、後ろから強烈な突風!思わずフルブレーキして停まったけど、そのまま持っていかれそうな強烈な突風で暫く動けなかった。目前は崖で、後方からくる突風は崖下に流れ、川向うの山にぶつかってS字の出口に強烈に吹き返してるのが、雨と葉屑で見て取れる。まるで龍が暴れてるようだ。 いつまで経っても止まないので、不思議に思って振り返ると山頂からの突風が谷を走って、直線的にS字の入り口に入ってる。バイクのスタンドも立てられないし、立てても倒れるだろうから崖の斜面に寝かせて、私は風裏に隠れた。 歩くのも真っすぐ進まない・・崖際に生えてる木々が真ん中ぐらいから谷底を向いてるよ・・。 幾度かの台風も経験してきたけど、こんなに凄い暴風雨は初めてだ。5分ぐらい待機してたら、震えがきた。 レインがビショ濡れで、強風に当たってるから、ドンドン体温を奪われているようだ。 長居をしたらヤバイかも・・だけど高度を上げる度に強風度は増してるし、土砂崩れや増水の状態も分からない。 これ以上バイクで上がるのは無理だろうな・・最悪歩いて宿を目指すか・・・。 ダメ元で警察に電話したら繋がった。 暴風雨でバイクが走行出来なくて困ってるんだけど・・と伝えたが、一応パトカーは手配するけど 土砂崩れで道路が寸断されている場所が多く、3−4時間かかるだろうとの事。 ただ待ってたら、たぶん低体温で死ぬだろうなと思ったので折り返す旨を伝えて、宿へ電話。 宿の御主人が車で迎えに来てくれて、事なきを得た。携帯が繋がってホント良かった。 ご迷惑おかけしました。 過去を振り返ってみれば、剣はこれで4回中3回トラブルに合っている。 1回目は、やはり暴風雨でテント周りが池になってきて脱出。 朝戻ってみると、テントごと谷底へ落ちてた。カメラも荷物もロスト。 若くて経験が少なかったから、しょうがない。 2回目は食中毒。 15℃程だった気温が一転30度以上へ。 作り置きのカレーが傷んだらしく、3日間山中で下痢と嘔吐で身動き取れなくなった。 5月の1400mで30℃以上って・・・ そして今回の暴風雨である。いずれも5月の出来事で、非常に天候が不安定な時期なんだね。 バイクじゃなきゃな・・とも考えたけど、車じゃ土砂崩れがあると、どうにもならない。 しかも車の運転が下手だ。 あ、もう1つ過去のトラブルで、採集したコブチをタッパーに入れて、テントカバー内に置いておいたら 野良犬に悪さされ全滅というトラブルもあったなぁ・・(涙)。 あ、まだ他にも帰路でのトラブルも思い出した。本当剣行は、ろくな目に合ってない(笑)。 簡単に登れる山になりつつある剣山だが、本来は非常に恐ろしい山である。 行く人は気を付けてね。私も懲りずにまた行くだろう。今回も次回の課題が出ているから。 |
所用で京都へ行く事になり、夜間にオオサンショウウオ調査に同行させてもらった。 部隊はK大を始めとする学生達を中心に編成され、私たちオッサンは上流部、学生は下流部から遡上し調査。 私はN氏の後をついていくが、早ぇ〜よN氏!確か3歳ぐらいしか年は離れていないハズだが体力は20歳離れてるなコリャ。慣れているのもあるだろうけど、以前、飲みに行く時に糞重そうなザックを背負ってたので「荷物置いていけば?」と言っても、「海外の現地調査の為に重い荷物を背負ったままの方が訓練になって良い」と言う彼のストイックな性格と、日々の調査と努力に基づく基礎体力には尊敬の念を抱かずにはおれない。 調査はというと、水温は10℃。まず寒い。 2時間ぐらい沢を歩いたが出ている個体は全くいない。 先行していたN氏は産卵巣穴を発見し、ヌシを引きずり出していた。 この沢は交雑個体が98%の終わっている沢だが、交雑個体の巣穴が確認されたのは、この時が初めてだったそうだ。学生達も出ている成体は確認できず、落ち葉下から3年ぐらいの交雑幼生を数匹捕獲していた。後日、巣穴から除去された孵化幼生は1200匹いたそうで、♀3個体分ぐらいが参加していたのだろう。除去は可哀そうだが、放置すれば日本中のオオサンショウウオがチュウゴクオオサンショウウオになってしまう。成長速度や機動力に差があり、本来国産種が分布出来なかった場所で急成長する事が可能で、自然界におけるその影響は計り知れない。 |
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調査に向かう学生達 | 調査中 |
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交雑個体の産卵巣穴 | 巣穴に残る幼生を観察するN氏 |
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捕獲された交雑のヌシ | ピンボケしまくりの幼生(黒いの) |
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